2008年4月8日

2009年のE10導入、ついにストップ - バイオ燃料政策は継続

 2008年4月4日、ドイツ連邦環境相ガブリエルは、ついにE10導入を断念すると記者会見で発表し、ドイツのテレビニュース、新聞各紙はそれを報じた。
 導入断念の直接の引き金となったのは、10%のバイオエタノールを配合したガソリンE10に耐えられない車両の数であった。別の記事でも書いたが、E10に耐えられない自動車数は100万台以上、ことによると300万台以上に上る可能性が出てきた。それらの車両はE10が導入された場合、高価なSuper-Plusガソリンを給油するしかない。環境大臣は、環境政策のせいでそれほど多くの自動車にSuper-Plus給油を強制することはできないとE10断念の理由を説明した。
 同日の環境省プレスリリースは、このことを報じているが、断念の理由は上記のことであって、バイオ燃料のための原料生産/栽培が引き起こす環境破壊ではないと弁明し、E10の2009年導入は断念するが、バイオ燃料に関する政府の方針は変わらないと伝えている。
 E10導入中止は自動車産業にとって痛手であり、2012年以降の自動車からの二酸化炭素排出限度120 g/kmに対して、自動車産業はCO2ニュートラルのバイオ燃料の助けは今のままで、残りは技術開発だけで対処しなければならなくなったと、E10断念の意味を説明した。

 環境省は、今後のバイオ燃料政策として以下の点を挙げた。
1. ライプツィヒでのバイオマス研究に予算追加
2. 持続性確保令の整備
3. ヨーロッパ内でのリーダーシップの維持
4. (持続性確保令による)認証導入までの移行規則の確保
5. 持続的バイオエネルギーに関するパートナーシップ
6. 専門的実践の継続
7. バイオ廃棄物利用の促進

情報の出所:連邦環境・自然保護・原子炉安全省プレスサービス No.052/08(翻訳あります。ご希望の方は管理人までお知らせ下さい)

2 コメント:

yumikov さんのコメント...

ドイツのバイオ燃料について調べていて辿り着きました。詳しい情報ありがとうございます!リンクを張らせていただきました。

bmk_nagashima さんのコメント...

yumikovさん、コメント有り難うございます。そちらのブログも拝見しました。